ニワトリの最期は

数年前に５羽のひなを買って、育てていたが、３羽はイタチにやられたり、何者かに殺された。小屋を頑丈にしたり努力した。
あとに２羽残っていたが、数か月前に１羽が死んだ。
最後の１羽がいたので、そんなに空虚感はなかったが、いよいよ最後の１羽となるととても寂しい。

朝の８時の時点では足で立っていたが、10時ごろには倒れていた。声をかけると、足をぴくっと動かしたりする。何ともしようがない。死んだのかなと思ったら、ちょっとだけ目を開けたのでびっくり。
この数日、ほとんど何も食べない日が続いた。前のニワトリと同じようになってきたので、いよいよかなと思っていた。

暫くして、土の上じゃ冷たいだろうと、小さなプラスティックの箱にわらを敷いて入れた。
生きてるか死んでるか見るのもちょっとかわいそう。どうにもしようがないのだから。今度は人間に生まれておいでと思う。

処理をして冷凍になっている鶏肉は、何の抵抗もなく食べているのに、過ごした時間が長い動物は食べられないよね。
それらを処理している人たちのおかげで、おいしく食べているのにも感謝しなければ。
鶏肉のために生まれてきたニワトリにはもっと感謝しなければと思う。でも、きっと今思うだけかもしれない。
ほんとに私みたいなものが、ぜいたくに食事できること、ありがとうございます。

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