40年以上前に描いたバティックの絵が、屋根裏に残っていた。なつかしい。どうせ下絵も習っていた先生のを写したに違いないし、ロウの置き方も手伝って貰ったに違いないけど、その頃の様子がなんだか思い出されてくる。インドネシア人の先生だったけど、痩せて少し黒くて小さかったから年取ってみえていたけど、きっと若かっただろうと思う。
バティックの布は大好きで、お土産にもたくさん買った。マレーシアにいるときにもバティックはあったけど、インドネシア産のバティックのほうが素晴らしいと思う。長年技術が積み重なっているし、職人もまじめだと思った。生地は日本の日清紡だったかな、素材も素晴らしいので、素肌につけても気持がいい。現在でも、テーブルセンターに使っている。洗っても色落ちしないし、丈夫だ。
さて、そんな私のバティックの絵ですが、布が裂けていて残念でした。それに色あせていたので、枠を再利用することにしました。床用のコルク風のシートをはめて、孫の絵を飾る用にしました。孫がまた描いてくれるといいなぁと思いながら。
絵の題材の人形は、ワヤン人形です。ワヤン・クリとはインドネシアのジャワ島やバリ島で行われる、人形を用いた伝統的な影絵芝居です。
余談ですが、ジャワ島はイスラム教圏、バリ島はヒンズー教圏です。イスラム圏では豚肉はダメ、ヒンズー圏では牛肉はダメ、中国系のお店なら何でもOKですが。日本人も何でも食べちゃうけどね。
コメント