70歳代の主婦のプロフィール

七分獲一(しちぶんぎゃくいつ)

今日の仏教用語

ご先祖さまや仏さまに供養すると、その七分の一だけ受け取られて、あとの残りの分は供養した人に功徳となって返ってくる、という教えを「七分獲一」といいます。

故人に対して供養するとき、「追善」または「追福」といわれるのは、故人は七分の一しか受けられないので、追いかけ、追いかけ、供養して、少しでも多くご先祖さまにお届けしようという考えからです。

お供えをするということは、み仏は一部だけお受けになって、あとは「福徳」となって供養した人へ向けられるということです。
財物をみ仏に捧げるお布施も同じです。喜びの気持ちで行われる布施は、大きな徳となって布施した人のもとへ返ってきます。

しかし、見返りや報いを求める心で行うならば、その布施には ”まこと” がありませんから功徳とはなりません。ご先祖さまも私たちも、ともに喜びに至る、執われのない浄らかな布施によって、真の徳積みをしましょう。

イチから学ぶ やさしい経典用語集より抜粋

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