70歳代の主婦のプロフィール

人の世のあわれに・・

今日の仏教用語

「人の世の あわれに泣くも 自らの あわれを知らぬ人の多きに」

あの人は可哀そうだ・・・というように、世の中には気の毒な人が沢山いる。
これまた因果の理法のしからしむところーーと、それも理屈であろう。しかし、他のことはよくわかる、自分のことはわからない。それは自惚れがあるからで、もっと言うなら反省がない、ということだ。

早く自らの非というものを覚らなければ、又、自らもあわれなひとーーと、他に泣いてもらわねばならぬようになる。速やかにその真実を知ることだ。 (昭和39年 伊藤真乗師作)

今まで他人のことをどのくらい批判してきただろうか。自分はちゃんとできていると思い込んでなかったか。年を重ねて昔を思い出すと”穴があったら入りたい”と思うほど恥ずかしい事柄が思い出されます。
多くの人をいっぱい傷つけた来たかもしれないし・・・でも、人間はそうやって、気が付いて成長していくものではないだろうか。他人のことをいう前に、自分を見つめてみよう。

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