70歳代の主婦のプロフィール

小さな幸せ

ボランティア

ボランティアで掃除に行っているおうちの庭には、たくさんの柿が鈴なりになっていた。歩くときに頭にもかかるので、次回行くときには熟しすぎるので、まだ熟していなかったけどバッサリ、バッサリと切ってしまった。日当たりもいいのかたくさんなっているが、どれも小さく、硬い。

味見をしたら、結構甘い。売っているようにはいかないけれど、柿らしい味がする。渋柿じゃない。ただ、小さいうえに種も入っているので、剝くのは難しい。

たくさん切ったので、枝などはゴミ袋に入れて片づけた。たくさんあったので、少しいただいて帰った。小さくてまだまだ青いけど柿らしい味はなかなかいい。売っている柿は甘すぎると思う。

いくつか食べるが、剥くのは結構面倒くさいし、硬い。柿もジャムになるとクックパッドでも載っていたので、試してみた。硬い柿だったので滑らかな柔らかいジャムにはならなかったけど、ヨーグルトに入れるにはぴったりかもしれないとうれしくなる。今度はもう少し細かく切ってみよう。

ハナミズキは葉が落ちて仕方がない。朝も、昼も、夕方も葉っぱだらけになる。最近は箒をもっての掃き掃除が苦にならなくなってきたし、ちょっとごみが落ちていたら、拾いたくなる。
それでも、葉がいっぱい落ちるし、大きくなりすぎたので、危ないけど脚立を使って要らない部分を切り落とす。

また、たばこのポイ捨てには、「そうか、昔たばこ吸っていた時期もあって、あちこち捨ててたかもしれないので、そのお詫びと思って拾おう」と考えている。捨てた吸い殻にもその人の思いを感じるときもある。待ちくたびれてたんだなぁとか、口紅べったりどんな仕事かなぁとか、この人毎回ここに捨てるなぁとか、こんな細いたばこなら吸い心地はどうなのとか、、、、人生模様を想像してしまう。

こういう仕事をしたから、賃金をもらえるわけでもないし、褒められるでもない。それを無駄な働きととらえるか、これこそが幸せととらえるかで、ずいぶん心は違うと思う。

庭に生えた植物をいただく幸せ、それを調理する幸せ、落ちたごみを拾う幸せ・・・
体も心も穏やかでなかったら、時間の余裕もなかったら、幸せ感は感じられないかもしれない。
これは年を取ったからなんだろうか。こんな日常を書ける幸せもある。有難い。

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