日本の長寿化で”人生100年時代”という言葉が聞かれてだいぶ経ちました。本当に身の回りでは長寿の人が増えました。
最初に「人生100年時代」と聞いた時には、たいへん新鮮で驚きもしましたが、今では若い人になんだか申し訳ないような気にもなります。若い人ができないような奉仕活動などしていくのがいいですね。
自立した生活を送れる期間を「健康寿命」と呼びます。平均寿命より男性は約9年、女性は12年も短いのです。その約10年ほどは、誰かの支援や介護を受けないと生きるのが難しくなります。
そのために、「フレイル予防」をしましょうというのですが、それで介護の期間が短くなるのかどうか、私にはわかりません。
元気な様子の人が亡くなると惜しまれますが、たいてい何らかの病気があります。その前に手術したり入退院を繰り返しているはずです。何もなくてころりと亡くなれるのは、事故くらいなものです。自殺の人は、心の病気だと思います。
フレイル予防は、栄養・運動・社会参加です。心を開いて話せる人がいるといいですね。
高齢者ばかりの話ではありません。若い人にもぜひ知っていただきたいですね。しあわせに老いるために、ある本からちょっと面白いことを綴ります
生命力を増強するために必要なこと
1,新鮮な空気と食べ物
*よい歯と胃腸を保つ
*食事の時間を一定にする
*植物食を多めにとる
*水分不足に気を付ける
2,器官の健康性
*皮膚の健康は大切(器官を守るはたらきで体内の状態がわかる)
3,全身の調和
*体のすべての器官を均等に動かして使う(脳トレより有酸素運動のほうが認知症などにも良い)
4,高い次元に向かう精神力
精神作業には2種類、①自分自身の中から紡ぎだして新しい着想を生み出す
②単なる未知の着想を受け入れて楽しむという受動的な受け身の作業(スマホなど)
①と②を絶えず切り替えて暮らすのがよい。
「長生きをする人がが幸せ」ではなくて、「幸せな人が、長生きする」のだそうです。
真鍋恭弘著「耳が遠くなると認知症が近づく」より
衰えたからここだけ頑張るというのではなく、生きることに目的を持って、身体や脳を偏った使い方をするのでなく、中庸の精神で若い時から暮らしていきましょう、ということでしょうか。
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