身や心を煩わせ、悩ませ、悟りの妨げとなるものを「煩悩」といいます。
煩悩の数は百八つといわれ、一般に”除夜の鐘”がつかれる回数ともいわれますが、実際には数え切れないほどたくさんあります。
仏教では、煩悩を分類し、とくにやっかいな六つの煩悩を「根本煩悩」または「六大煩悩」と呼びます。
六つの煩悩とは、「貪・瞋・痴・慢、疑・見」(どん・じん・ち・まん・ぎ・けん)で、貪り(むさぼり)、瞋り(いかり)、愚痴や無知、おごり高ぶり、仏教への疑い、間違った見解、をさします。
煩悩を断つには、み教えによって、正しい道理を知ることが大切です。
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