105歳で他界した義母の一周忌。とはいっても、家も墓ももうない。
知恩院さんでの法要だけとなった。(知恩院は浄土宗の開祖、法然上人がお念仏のみ教えを広め、入寂された遺跡に建つ京都の由緒ある寺院です。正式名称は華頂山知恩教院大谷寺という、浄土宗の総本山です。)

勢至丸(法然さん幼名)の石像がありました。
たくさんの子どもや孫も参集したが、なんだか申し訳ないような気がした。「お義母さんごめんね」と思ってしまう。住む人もない家、遠くて面倒が見られない墓は処分せざるを得ない・・・そんな人も多いのかも知れない。
除夜の鐘が知恩院さんで行われたら、思い起こしてくれればいいと言う人がいる。手入れのできない墓より、いつも読経してくれる場所であればいいと考えることもできる。
あの世が「ない派」の人も、なんでその人が死んだ人を弔うのかなと思うこともある。DNAの中に古来からの考え方が埋め込まれているのかもしれない。
心で冥福を祈ろう!
戦後80年、心の教育をどのようにしていくのかはすごい課題だと思う。
仏教の五戒文(ごかいもん)在家信者が守るべき基本的な5つの倫理規範
1,不殺生(ふせっしょう)・・・生き物を殺さないこと
2,不偸盗(ふちゅうとう)・・・他人の物を盗まない
3,不邪淫(ふじゃいん)・・・不適切な性行為をしないこと
4,不妄語(ふもうご)・・・嘘をつかないこと
5,不飲酒(ふおんじゅ)・・・わからなくなるほど酒を飲まないこと
今の時代、そんなことを教わらなかった子どもたちも多いのではないでしょうか。
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