「お前たちは自分自身を島(ディーバ)とし、自分自身をよりどころとしなければならない。他のものに頼ってはいけない。法を島とし、法をよりどころとし、他のものに頼ってはいけない」
島は欲にまみれた岸(此岸)から悟りの岸(彼岸)へ渡るときの足がかりになる中州です。
まず頼りにするべきなのは自分であり、その自分がなぜここにいるのかを解き明かす永遠の教え(法)があり、その永遠の真理(法)を理解できるように努力しなさいと釈迦は言ったのです。
「すべてのものは変化していく(諸行無常)。なまけずに努力しなさい」
今元気だとしても何ヶ月先、何年先は誰にもわからない。あらゆるものは常にうつろうのだから、いまを大切にして努力しないさいという意味です。
密教のすべて 花山勝友著より抜粋
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