70歳代の主婦のプロフィール

親の貯金額

いつまで生きる

あるお話しを伺った。高齢の父親が入院して、もしもの時のために母親が貯金額などを子どもに話したとき、ある子どもが「案外少ないんだね」と言ったと。
「あんたは今いくらあるの?」と口先まででかかったが、胸に納めたと。

今まで、子どもにいくら掛かってきたか、教育費、結婚祝い、出産祝い、そして、孫たちにも入学祝い、誕生祝い、出産祝い、、、、いくら支払ってきたか、自分たちは質素に暮らしているにもかかわらず。

もう収入が年金以外にはなくなってきた親にいう言葉ではないだろう。子どもは両親が施設に入ったりすることを考えるから、いくらあっても足りると考えられないだろうが・・・いくらかでも財産分けを考えているのだろうか?

最近になって思うことは、親がしてくれたことほど、子ども達にしてきただろうか?

その子ども達に、親として扱って欲しいと思っていないだろうか?

昔は、親と同居して親の世話をし、収入のあるような働きはしなかったかもしれないが、今で言うところの「家事サービス」「料理作り」「介護ヘルパー」「子育て支援」「買い物サービス」「話し相手」・・・と、仕事として分類すればたくさんのことをしてきたに違いない。
いつのころからか、収入に結びつけるようなシステムにすり替えられて、それぞれの仕事が低賃金で食べられない人が増えたりしている。もともとお金になるような仕事ではないのかもしれない。

貯金の話から、働き方の話になってしまったが、両親ともに働きに出て、子どもの世話もできないと言うのは、いいことなのか悪いことなのか。生むだけ生んだら国が育てますみたいな国(イスラエル・キブツ?)があったような、、今はどうなんだろうな。どんなことも時代の移り変わりには逆らえないのかもしれない。

高齢者は、やっぱり2000万円ないと、子どもにも安心して看取って貰うことはできないのかもしれない。

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