70歳代の主婦のプロフィール

これは何するもの?

やってみたこと

懐かしいというのが、40年も50年も前のことなのに、ついこの間のような感覚になる。と言うか、その時代にワープしたような気分。

この2本分は、上から見た写真です。何かを入れて、細い口からその液体を出すシステムと思いませんか。これはジャワのろうけつ染めの道具なのです。
バティックは私の大好きな布です。
木綿の布(2メートル×90センチくらい)に模様を描いて女性の腰巻のようなスカートのようなものとして製品をこしらえるのです。
京都の友禅染などは、この技法から発達したものだと思います。

粗い布に「は」と太い口の蝋で描いてありますが、この部分は布を染めても生地の色として残ります。色を染めるときに、染まってはいけないものは、蝋で蓋をします。
何色も色があるものは、何度も同じ作業を繰り返して、製品となります。
着物などが高価なのは手間ひまがかかっているからですね。着物は絹ですしね。

インドネシアでは白い目の詰まった木綿の生地ほど上等な品になります。多くは型を使って染めるようになっていますが、手描きの品はやはり上等です。

手描きかどうかわかりませんが、細かいものもあります。小さな点々も先の細い道具を使って描きます。私の習っていたインドネシア人の女性は、それはそれは細い線もきれいに描いていました。多分小さいころから仕事にしていたのでしょうね。

水色の生地はきれいですが型で染めた上に、金色を塗っているのか、置いているのかですね。手描きは裏まで色が鮮やかですが、印刷というか型で置いたものは、裏まで蝋が行き渡っていません。

これはわかりずらいですが、ゴム状のものが上から描かれています。手触りはよくない。

これはクラシックな模様。一般的な女性が普段に着用しているようなものでした。

少し現代的な模様ですね。

インドネシアと言っても広いですから、地域により模様や着る物、習慣も違います。
ジャワもバリも、スマトラも一緒と思いがちですが、仏教のあと、現代ではジャワはイスラム教、バリはヒンズー教・・・と食べるものも違います。
旅行に行くときには、その土地の宗教や習慣を重んじるようにしましょう。

あれから40年。現代のインドネシア人は、バティックを身につけているでしょうか?

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