70歳代の主婦のプロフィール

醍醐味はどこから来てる

今日の仏教用語

醍醐寺に行ったのが、2008年6月で、上醍醐の准胝観音堂が雷によって焼失したのが、2008年8月だったと調べて知ったのが今日。16年も前だから上醍醐まで登れたんだなぁと懐かしく思い出しています。

登山道の途中に「醍醐水」があり、喉が渇いていたのでいただいた。「醍醐なるかな(おいしいということ)」です。結構な上り道と知らずに普通の格好で登り始めて、大変だと思いました。汗はびっしょり、途中で戻りたくなるほど・・・小一時間かかりました。まだ少し若かったんですね、准胝観音堂まで登れたことうれしかったですね。西国33観音霊場の11番目の札所だそうです。現在は、下醍醐の観音堂で受付されているそうです。もう一度行ってみたいですね。

醍醐味というのは何でしょう。仏の教えをわかりやすく、乳の精製の様子から教えを説いたもののようです。経典の名前は難しいですから。

牛の乳の味を5つに分けて、
1,牛より乳を出し
2,乳より酪(らく)を出し
3,酪より生酥(せいそ)を出し
4,生酥より熟酥(じゅくそ)を出し
5,熟酥より醍醐を出す

仏の教えもまた同じく
1,仏より十二部経を出し
2,十二部経より修多羅(しゅたら)を出し
3,修多羅より方等経を出し
4,方等経より般若波羅蜜を出し
5,般若波羅蜜より大涅槃経を出す

現代一般の使われ方として「醍醐味」は、物事の本当の面白さや深い味わいをあらわす際に、「◯◯の醍醐味」「醍醐味を味わう」といった使い方をします。本来は仏教のお話からきているのですね。

ちょっとした単語も、調べてみるとずいぶんと奥が深い。日本語は、神道や仏教などの言葉からきているものが沢山あるのですが、薄っぺらな意味しか知らなかったです。

日本人の心は、神道や仏教からきているものが多いのですね。歴史の長さが違うんでしょうね。今ある国で一番長い歴史があるのですから。

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