いつもきれいに庭を手入れしていた家が、急に草がボーボーと茂るようになり、印刷物が溜まるようになってくると、近所の人は心配しますよね。
結婚もせず、就職もせず親の面倒を見ていた人は、友達も少ないのかもしれない。
近所の付き合いもほとんどない。
今まで自分でできてきたんだから、一人でやれると思っているけれど、高齢になるとどんな事態が起こるかもしれないという意識が希薄なように見受けられる。
例えば心配でベルを鳴らしても出てこない、電話をしても出てこない、印刷物が溜まっている、「ひょっとして亡くなってる?」などと心配しますよね。
亡くなって何日も経つようなことになるとそれこそ大変です。
家に入ろうと思うと、警察の立会いが必要となります。
先日も、警察官やら近所の人が出ていて事件かなと思ったのですが、救急車から調べてもらって、腰痛のため運ばれて入院していたようでした。
最後まで自分は一人でやれると思ってはいけません。いずれ死ぬんですから、世話にならずに死ねると思うのは大きな間違いです。最期は人の手を借りなければならないのです。
高齢者になっても、そういう自覚がないのです、いつまでも若いつもりの頭です。これから高齢者が3分の1にもなる時代、もっと高齢者であることの自覚と社会に対する責任をもっていかねばと思います。
高齢になってからも、自分を知るための学びは必要ですね。
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