海外にいたときに堂々と「私は無宗教です」という人がいたのだけど、その国に入る時に”宗教は何ですか?”と入国審査のときに書かなかったのかしらとびっくりしました。
きっと「ブディスト(仏教)」と書いたと思うのです。
日本人は「宗教」という言葉にアレルギーがあるみたいですね。
ある講演会でのお話から
「宗教」という日本語の成り立ちや歴史的背景にあるそうです。
*宗教は怖いというイメージ
*積極的に勧誘する宗教団体という意味で使われている
*宗教という日本語の意味を考える。神社やお寺は含まれないように思っている
*宗教という日本語が使われ始めたのは外国語のリリジョンの訳として明治初期から
*宗教の日本語のイメージが悪くなるのは戦後いろんな事件を起こした団体があったから
*初詣を宗教行為と考えない日本人が多い
*仏教と死との結びつき
*江戸時代の檀家制度により特定のお寺の檀家となった
*日本の宗教の隠れたルール
*地域の神社の氏子となって、祭りに参加し、神社の役割を担う
*日本でキリスト教徒が少ないのは、地域社会との関係がブレーキになっている
*お寺が戸籍を管理する役所のような役割を担ってきたので社会制度として
宗教について考えようとするとき、自分たちはどういうイメージを持っているか?その前提を意識化することが第一歩だと思います。
「宗教を考えるための第一歩」藤井氏講演より抜粋
地域の祭りが盛んなところもあれば、若い人が少なくなっている地域もある。テレビで中継される日本の祭りは華やかで楽しそうです。
まだまだ日本には、神社を崇拝する心やお墓参りをして先祖を敬う心があります。もちろんクリスチャンで毎週教会に行く人もいます。神社やお寺もいつも参拝されている方も多いと思います。
結婚式は教会か神道で、子どもが生まれれば近所の神社にお参りして氏子になり、葬式は仏式でお墓も守ってもらう。
お葬式も簡単になり、お墓も墓じまいし、結婚式は人前式?なんかわからん・・・これでいいんだろうか?
何のために宗教があるのか?私の信仰する宗教だけが正しいと戦争する国もあるけれど、いったい…
まずは自分の心に尋ねてみよう。
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