高齢者のサロンの会で「災害時におけるトイレ対策」と題して、講演が行われた。高齢者というと助けてもらえるという感覚がまだあるかもしれないが、高齢者が増えていく時代に自分ができることは自分たちでやらねばならないと思う。
結論から言うと、一人一日7回トイレに行くとして1週間分の49個のごみ袋と凝固剤を用意しておくというもの。一人ですよ。簡易トイレや家のトイレにゴミ袋にかけて使用できるからだ。
家族の人数分の数をそろえるのは大変だが、災害のために備えておきたいものです。
水もない、配管も壊れているときに便器が溢れたら大変なことになりますものね。
1週間ほどすると、だんだん行政の手が伸びてくるので、準備は1週間を目安に。ただし、公共の場所のみ、マンションや戸建ての宅地(私有地)などは自己責任だそうです。
電気、ガス、水道が止まるんです。
避難場所では、すぐにトイレから汚物があふれるので、ごみ袋と凝固剤があれば、それを普通ごみとして出すことができるのだそうだ。もちろんそれらは別の容器に溜めておいて、汚物と表示して出してほしいとのこと。
講演者は、実際にゴミの収集に関わった人だけに説得力がすごい。普通ごみと一緒にしておくと袋が破裂して、回収者に飛び散ることがあるのだそうだ。汚物とわかれば、機械を回さずに回収できるとのこと。
たいてい「災害時何とかなる」と思って、なかなか準備ができないかもしれないが、食べても飲んでも、トイレは行かねばならない。トイレに行けなくて、食べない飲まないで衰弱して亡くなる人もいたらしい。
災害時の食べ物や水の準備はするけれど、トイレのことまでと思う人が少ないかもしれない。
自分でできること、やりましょう。インターネットで買うのも簡単でした。思い立ったらすぐに!!災害はすぐそこに来ているかもしれないから。凝固剤
日本には安全な場所はないのです。世界で起こるマグニチュード6以上の大規模地震の2割が日本周辺で発生しているそうです。
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