70歳代の主婦のプロフィール

着物の虫干し

感動したこと

あるグループで、「10月に着物を着る練習をしてみよう」ということになった。
40年以上前に拵えてもらった着物?きっと派手すぎて着られないかもとか、膝が痛くて座れないだとか、自分で着たことがないとか、赤い帯ばかりだとか…いろんな意見噴出。
まぁ、久しぶりに袖を通すのもいいなぁ、練習なんだしと皆で考えた。

いざ決まってみると、着物の準備がいる。パラゾール入れたまましばらくタンスも開けていないので、この暑い夏こそチャンスと数日前から着物の虫干しのためにハンガーにかけておいた。空いている部屋でつるして時々窓を開ける。暑くて臭くて・・という状態。

一日時間があるので、着物をたたんだ。虫にも喰われていなくてまぁ大丈夫だった。
着物関連の仕事の親族からもらったものや自分の親の分などもあって、派手かどうかは別として、結構数はある。明るい着物は、娘や孫が着てくれるのだろうか。
娘が最近、着付け教室に行ったらしい。いくつか持って帰ったが、着物をきちん扱うのはなかなか骨が折れる。

着物というのは、ぜいたくなものだと思う。洋服が一般化している現代では、着物を着るのは特別な時だけになってしまった。結婚式、葬式、正月、七五三程度か、着ない人も多いね。
貸衣装にしておけば、後片付けもいらないし、お金で済む便利なものだが、日本文化の継承という点ではどうかなと思う。観光客が着物を着て観光しているのを見るのはちょっと寂しい。日本人もいろんなところで着てほしいなぁ。外国人の知り合いに着せてあげられるくらいになれたらいいですね。

着物をたたみながら、私のおばあちゃんが縫ってくれた着物だなぁとか、主人の母にもらったものだなぁとか、私の母にもらったものだなぁとか思い出しながら、しんどいけれどいい時間が過ごせました。ありがとう。
次は、帯です。しばらくはつるしておきましょう。だいぶ赤いねぇ。

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