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四弘誓願(しぐせいがん)

今日の仏教用語
The Ensō is a symbol of the Japanese calligraphy and shows the State of mind at the moment of creation. It symbolizes absolute enlightenment, strength, elegance, the universe, and the void.

・衆生無辺請願度 しゅじょうむへんせいがんど

・煩悩無尽請願断 ぼんのうむじんせいがんだん

・法門無量請願学 ほうもんむりょうせいがんがく

・仏道無上請願成 ぶつどうむじょうせいがんじょう

ちょっと難しいけれど、み仏の本願であり、あらゆる菩薩がおこすべき根本的な請願として、仏教一般に唱えられています。
宗派によって多少の異同があり、真言密教においては主に五大願と称して、「衆生無辺請願度、福知無辺請願集、法門無辺請願学、如来無辺請願事、菩提無上請願証」とお唱えされています。

四弘誓願のそれぞれの意味は

衆生無辺請願度 しゅじょうむへんせいがんど

生きとし生けるものすべてを悟りの彼岸に渡そうと誓うもので、煩悩業苦に苦しむ衆生は、たとえ無量無辺の数であっても、かならずこれを済度して転生出離せしめ、涅槃の歓びを得させていこうとする菩薩の願い。

煩悩無尽請願断 ぼんのうむじんせいがんだん

一切の煩悩を断除せんと誓うもので、貪・瞋・痴の三毒の苦しみは、数限りがないけれども、不動確固の心をもって精進、誓ってこれを断じ尽くそうとするところの願望。

法門無量請願学 ほうもんむりょうせいがんがく

み仏の教えは無限であるが、その教説のすべてを学び修めようと誓うもので、衆生を生死の苦界より脱して理想郷たる涅槃に導きいれるための教法をことごとく学び取らんとする願い。

仏道無上請願成 ぶつどうむじょうせいがんじょう

仏道の究極、涅槃の境地に至ることを誓うもので、修行によって到達できるこの上ない悟り、すなわち仏果を得る道をどんな障害があろうと必ず貫き通し完成せんと誓う願望。

どこまでも人々の救いに、すべてをかけて貫くのが本旨であり、そのみ心は常住で、今も変わりません。この世に衆生の在る限り、み仏の救いも無限に注がれると言えましょう。

解説真如苑の教学より抜粋

私たちは仏さま、神様に何を祈っているでしょうか?
お金がもうかりますように、元気になりますように、受験に合格しますように、***が授かりますように・・・と自分のことばかり祈っていないでしょうか?

他人のために何かをする心を起こすことで、自分が助かっていくのです。
なかなか他人のためにはできませんが、少しずつそういう心になるように修行していきましょう。
食べ物があれば家族で分け合う、近所の道を掃除する、友人と一緒にお寺に行くなど、簡単な身近なことから試してみませんか。きっとさわやかな気持ちになれますよ。

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