里の秋
1,しずかなしずかな 里の秋
おせどに木の実の 落ちる夜は
ああ かあさんと ただ二人
栗の実煮てます いろりばた
2,あかるいあかるい 星の空
なきなきよがもの 渡る夜は
ああ とうさんの あのえがお
栗の実たべてはおもいだす
3,さよならさよなら 椰子の島
お舟にゆられて かえられる
ああ とうさんよ ご無事でと
今夜もかあさんと 祈ります
戦前と戦後で3番の歌詞が変わってるのだそうだ。子供のころに習った時には、何も考えずに歌っていたものだ。
最近の学校の音楽の教科書には、童謡はあまり載っていないらしい。やはり、昔の戦争のときの子どもの教育と現代では違っているので載せられないのだろう。
童謡になじんだ世代には寂しいものがある。きれいな大きな声で歌うのが気持ちよかったのかもしれない。
赤とんぼ
夕焼け小焼けの 赤とんぼ
負われて 見たのは
いつの日か
山の畑の 桑の実を
小かごに摘んだは
まぼろしか
十五でねえやは 嫁に行き
お里の 便りも
絶え果てた
夕焼け小焼けの 赤とんぼ
とまっているよ
竿の先
この歌は、赤とんぼの歌と思っていたのだが、実は子守の姉さんの歌なんだと今頃になって気が付いた。しかも、15歳で嫁に行くなんて、単なる農家の人手のための嫁入りだよね。寿命が短いと言っても、アフガニスタンかアフリカの奥地の部族の話かと思う。
現代の日本はほんとに素晴らしい国になった。結婚時期は自分で決められるし、学校にも行ける。子供のころから子守や丁稚にやられることもほとんどない。
しかし、そんな時代から落ちこぼれる子もいる。子守や丁稚のほうが向いている子もいるかもしれない。あまりにも進化が早くてついていけない人も出てくる。
生まれた時代、生まれた環境、生まれた国・・・日本に生まれただけでも本当は幸せなのだけど、感謝の気持ちを表すのが下手な日本人になっている。
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